◆米大リーグ ブルワーズ6X―5ナショナルズ(12日、米ウィスコンシン州=ミルウォーキー=アメリカンファミリーフィールド)

 ナショナルズ・小笠原慎之介投手(27)が12日(日本時間13日)、敵地・ブルワーズ戦でメジャー2度目の先発マウンドに上がり、4回4安打3失点。打線が8回に逆転して敗戦投手は免れたが、防御率9・45となり、試合後に3A降格となったことが球団から発表された。

 小笠原は6日(同7日)の本拠地・Rソックス戦でメジャーデビュー。初回にいきなり4失点を喫し、3回途中7安打4失点で黒星スタートだったが、この日は3回まで多彩な変化球と最速92・7マイル(約149・2キロ)の直球で無失点に封じた。

 しかし、2点リードの4回だった。先頭のフリリックを死球で出すと、コントレラス、チョウリオに連打を許して1失点。1死二、三塁からボーンにナックルカーブを左翼線へ2点二塁打とされ、56球で出番を終えていた。

 今季、中日からポスティングシステムを利用して2年総額350万ドル(約5億4300万円=契約時のレート)でナショナルズに移籍したが、オープン戦では5試合、計12回で1勝3敗、防御率11・25と結果を残せず、開幕はマイナースタート。傘下3Aロチェスターで3試合に登板も、腹斜筋を痛めて4月に離脱し、6月にルーキーリーグで約2か月ぶりに復帰。マイナー3チームで計6試合に登板し、1勝1敗、防御率4・50だった。再びマイナーからメジャー昇格を目指すことになる。

編集部おすすめ