◆第107回全国高校野球選手権岩手大会 ▽1回戦 花巻東7―1盛岡中央(13日・きたぎんボールパーク)

 2007年以来、18年ぶりのノーシードから戦後初の岩手3連覇を目指す花巻東が盛岡中央を7―1で下し、初戦を突破した。巨人内野守備コーチ・古城茂幸の次男・大翔(だいと、2年)は「4番・一塁」でスタメン出場。

2安打1得点の活躍でチームを勝利に導いた。

 今春の県大会では盛岡一に6―7で破れ、初戦敗退。センバツで8強入りし、県勢最多となる夏の岩手大会12度の優勝を誇る実力高が、ノーシードで夏を迎えた。「(春の県大会)初戦で負けて、とにかくこの1戦に全てをかけてきた。チャレンジャーの気持ち」と古城。4回、2ランで2点を先制した直後には、中前打。すると後続が続き3点を追加。チームは打者一巡10人の猛攻で、一挙5点を奪った。

 「とにかく1戦1戦勝つが目標。花巻東を背負って、次の1戦を本気で勝ちに行きたい」と意気込んだ主砲。次戦は16日に花巻農と対戦。岩手では戦後初となる夏3連覇を、ノーシードから成し遂げる。

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