◆第107回全国高校野球選手権 静岡大会 ▽2回戦 知徳4―3磐田東(13日、掛川球場)
知徳の2年生左腕・渡辺大地が、6回無失点のロングリリーフで逆転勝利を呼び込んだ。1点リードの9回2死一、二塁、最後の打者は自信を持つスライダーで一ゴロに打ち取った。
チームは2回までに3点を失い、4回から2番手として登板した。いきなり2死二、三塁のピンチを背負ったが無失点で切り抜けた。その裏に味方が3点を挙げて追いつくと、5回には4番・近藤央脩左翼手(3年)が勝ち越しの左越え二塁打を放った。「本当にハラハラした」と、1点を守り切った。
身長191センチで、今夏の県内登録選手の中では浜名の松下紘也投手(3年)、湖西の疋田大築内野手(1年)と並び最長身。次戦は20日にシード校・富士と対戦する。今春の県予選では0―2で敗れた相手だが「きょうのように内外を使い分けたピッチングをしていきたい」と雪辱を誓った。