◆パ・リーグ 楽天3―5ソフトバンク(13日・楽天モバイル)

 プロ初勝利を挙げたソフトバンク・前田悠伍投手(19)の家族は父、母、母方祖父母、兄の5人が現地で応援した。父・孝博さん(51)が、次男の記念の一勝を祝福した。

 ―プロ初勝利です。

 「ありがとうございます。ほっとしました。1軍の試合は初勝利まで通い続けようと決めていました」

 ―プロ初登板のオリックス戦(昨年10月1日・みずほペイペイ)は3回6失点で降板。この日は6回無失点。

 「初登板の時と同じような初回(前回は6球、今回は8球)で、不安になりました(笑)。2回以降も抑えたのを見て安心しました」

 ―2年目への思いは強い。

 「オフに会ったとき『通用していない』と私が言うと、『分かっている』と。課題を分かっていたと思います」

 ―幼少期から負けず嫌い。家庭用ゲームで負けても悔し泣き。

 「長男に勝つまで挑んでいました。当時は(ゲームで)数をやっていただけですが、(どうすれば勝てるか)野球では大阪桐蔭に入ってから向上心が芽生えました」

 ―今後はどんな投手に。

「勝てる投手、研究されても乗り越える投手になってほしいですね。今から『おめでとう』と(メールを)送ります」

 大阪桐蔭・西谷浩一監督(前田悠伍のプロ初勝利に)「今のままではダメだとオフに(母校へ)来た時にずっと言っていました。チャンスがあればしっかりやってくれるんじゃないかと思っていました。少したって勝てたことに意義がある。本当のプロ野球生活がスタートしたと言うと大げさかもしれないですが、ここから積み重ねてもらいたいです。(現役部員にも)みんないい刺激になると思います」

編集部おすすめ