◆第107回全国高校野球選手権京都大会▽2回戦 日星4-1堀川(13日、あやべ・日東精工スタジアム)
転入生が攻守で輝いた。日星の4番・中西創大遊撃手(3年)は4回2死一塁から中前打でつなぐと、次打者の左越え二塁打で一塁から生還し、ガッツポーズ。
1年の10月に岐阜県の高校から地元・京都へ。「前の高校では、自分の野球への意識の低さで、試合に出られない期間が続いて、野球が嫌になった」と、転校後は野球部に入る予定はなかった。だが、家族の支えもあって入部を決断。日本高野連の規定で1年間は公式戦に出場できないため、筋トレ、食トレを徹底。体重は10キロ増の77キロ、身長は5センチ伸びて180センチになり、打撃力がアップ。4番を任せられるまでに成長し、「プロを目指して頑張っています」と意気込む。
次戦は龍谷大平安。中西は「強豪とやれる。絶対に勝ちたい。全てを出して試合を楽しみたい」。