◆米大リーグ ジャイアンツ―ドジャース(13日、米カリフォルニア州サンフランシスコ=オラクルパーク)
ドジャース・大谷翔平投手(31)が13日(日本時間14日午前5時5分開始予定)、オールスター前の前半戦最終戦となる敵地・ジャイアンツ戦のスタメンに「1番・指名打者」で名を連ねた。ここまで登板翌日の3試合は12打数無安打6三振で13打席安打なしだが、前半戦を締めくくる2試合ぶりのアーチに期待だ。
敵地・ジャイアンツ3連戦初戦だった11日(同12日)は、右翼後方の海に飛び込む場外弾「スプラッシュヒット」となる32号2ランを放った大谷。ジャイアンツの選手以外のアーチは「スプラッシュヒット」と正式認定されないが、日本人初の記念すべきアーチとなった。
前日12日(同13日)は「1番・投手、指名打者」で二刀流出場。投げては復帰後5試合目の登板で最長で最多となる3回36球を投げ、1安打無失点、4奪三振の好投をみせた。一方で打席では2三振を喫するなど4打数無安打。試合後には「今日は打席でいい仕事は出来なかったので、そこに対しては悔しい思いはある。またあした、それを返せるように打席の中でしっかりアプローチしたいなと思います」と悔しさをにじませていた。
これまでの4登板で、翌日に試合があったのは3度。登板翌日の試合は6三振を喫するなど12打数無安打で13打席安打が出ていない。登板後とあって通常とは異なる疲労があることは間違いないが、前半戦最終戦での快音に期待がかかる。2戦ぶりのアーチを描けば、前半戦終了時点では21年の自己最多に並ぶ33本塁打となる。
ドジャースの先発は山本由伸投手(26)。
ジャイアンツの先発は、ロビー・レイ投手(33)。ブルージェイズに所属した21年にはサイ・ヤング賞に輝いた実績ある左腕だ。23、24年は故障にも悩まされて2年間で3勝のみだったが、復活した今季は19登板で9勝3敗、防御率2・63と先発ローテの中心となって、オールスターにも選出された。大谷はこれまで12打数3安打の打率2割5分で、本塁打は放っていない。
大谷と山本は試合後にオールスターへ向けて移動予定。15日(日本時間16日)にはブレーブスの本拠地・トゥルイストパーク(アトランタ)でオールスターが開催され、大谷はスタメン出場することが決まっている。ドジャースのスタメンは以下の通り。
【ドジャース】
1(指)大谷翔平、2(遊)ベッツ、3(捕)スミス、4(一)フリーマン、5(右)T・ヘルナンデス、6(中)パヘス、7(二)エドマン、8、(三)ロハス、9(左)ルイーズ、投・山本由伸