◆米大リーグ ジャイアンツ―ドジャース(13日、米カリフォルニア州サンフランシスコ=オラクルパーク)
ドジャース・大谷翔平投手(31)が13日(日本時間14日)、前半戦最終戦となる敵地・ジャイアンツ戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、両軍無得点で迎えた4回先頭の2打席目は、四球を選んでこの試合チームで初めて出塁した。
ジャイアンツの先発は、ロビー・レイ投手(33)。
初回先頭の1打席目は、カウント1―1から真ん中付近の直球をはじき返し、左翼へ大飛球となったが、あとひと伸び足りず飛距離362フィート(約110メートル)も左飛。データサイト「Baseball Savant」によるとパドレスやカブスの本拠地など6球場であれば本塁打となっていた当たりだった。
敵地・ジャイアンツ3連戦初戦だった11日(同12日)は、右翼後方の海に飛び込む場外弾「スプラッシュヒット」となる32号2ランを放った大谷。ジャイアンツの選手以外のアーチは「スプラッシュヒット」と正式認定されないが、日本人初の記念すべきアーチとなった。
前日12日(同13日)は「1番・投手、指名打者」で二刀流出場。投げては復帰後5試合目の登板で最長で最多となる3回36球を投げ、1安打無失点、4奪三振の好投をみせた。一方で打席では2三振を喫するなど4打数無安打。試合後には「今日は打席でいい仕事は出来なかったので、そこに対しては悔しい思いはある。またあした、それを返せるように打席の中でしっかりアプローチしたいなと思います」と悔しさをにじませていた。
これまでの4登板で、翌日に試合があったのは3度。登板翌日の試合は6三振を喫するなど試合前の時点で12打数無安打で13打席安打が出ていなかった。