◆米大リーグ ジャイアンツ2―5ドジャース=延長11回=(13日、米カリフォルニア州サンフランシスコ=オラクルパーク)

 ナ・リーグ西地区首位のドジャースが13日(日本時間14日)、敵地でジャイアンツに勝って2連勝で前半戦を締めくくった。先発した山本由伸投手(26)は、7回91球で3安打無失点7奪三振の好投。

「1番・指名打者」でフル出場した大谷翔平投手(31)は、今季の登板翌日では初安打を放つなど3打数1安打2得点だった。ドジャースは9回1死から追いつかれたが、延長11回にフリーマンの中前適時打で勝ち越した。

 大谷は4回先頭の2打席目に、21年サイ・ヤング賞左腕のレイから四球を選んでチーム初出塁すると、1死一、二塁でフリーマンの右翼線への適時二塁打で先制のホームを踏んだ。さらにロハスの5号ソロでリードを2点に広げた5回2死では右前安打。登板翌日では4試合、16打席目にしてようやく出た初安打だった。同点の延長11回無死二塁では申告敬遠で出塁。4点目のホームを踏んだ。

 山本は見事な快投を見せた。前回登板の7日(同8日)の敵地・ブルワーズ戦では1回途中5失点でKOされていたが、この日は2回まで無安打投球。3、5、7回に安打を許したが、いずれも後続を打ち取り、三塁すら踏ませなかった。1イニングに5人以上の打者と対戦したイニングはなく、先頭打者は全7イニングでアウト。ジャイアンツ打線に全く隙を見せない7回無失点の快投だった。

9勝目の権利を持ってマウンドを降りたが、9回に守護神スコットが追いつかれて白星こそつかめなかったが、エースらしい投球だった。

 ドジャースは58勝39敗の貯金19で前半戦をターン。球団史上初のワールドシリーズ2連覇へ向けて、順調にナ・リーグ15球団の最高勝率をキープしてる。大谷、山本は15日(同16日)にブレーブスの本拠地・トゥルイストパーク(アトランタ)で行われるオールスターへ参加するため、試合後に移動する見込みだ。

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