◆米大リーグ タイガース4―8マリナーズ(13日、米ミシガン州デトロイト=コメリカパーク)

 マリナーズのC・ローリー捕手(28)が13日(日本時間14日)、敵地・タイガース戦に「3番・DH」で先発出場し、2打数無安打3四球(1敬遠)で2試合連続ノーヒット。38本塁打のまま変わらず、01年にB・ボンズ(ジャイアンツ)が記録した前半戦最多本塁打(39本)に並ぶことはできなかった。

 タイガースの先発は昨季ドジャースで世界一に貢献したフラーティ。ローリーは初回無死一、二塁で四球を選ぶと、3回2死では一ゴロ。以降はリリーフ投手に対して6回先頭で右飛、8回無死一塁では四球、9回無死二塁では申告敬遠で歩かされた。

 11日(同12日)の同戦では8回に3試合ぶりの37号ソロ、9回には38号満塁弾を放ち、ボンズの記録まで1本に迫っていた。惜しくも届かなかったが、前半戦での38本塁打は捕手、両打ちの打者としては前半戦最多記録を更新。8度のマルチ本塁打も最多だった。

 前半戦は94試合で打率2割5分9厘、メジャー最多の38本塁打、82打点。すでに昨季記録した自己最多の34本塁打を上回り、シーズン64発ペース。捕手の重責を担いながら、驚異の数字が並んでいる。35本塁打、81打点でリーグ2位のA・ジャッジ(ヤンキース)は打率3割5分5厘でトップに立っており、3冠王を狙える位置。ローリーとの激しいタイトル争いも後半戦の見どころとなりそうだ。

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