◆米大リーグ ジャイアンツ2―5ドジャース=延長11回=(13日、米カリフォルニア州サンフランシスコ=オラクルパーク)

 ドジャースの山本由伸投手(26)が13日(日本時間14日)、オールスター前の前半戦最終戦となる敵地・ジャイアンツ戦の後に報道陣の取材に応じ、オールスターでの登板回避について「投げれたらもっとうれしかったですけど…。その場にいて、色々と楽しみがたくさんありますし、そこまで残念とかそういう気持ちはそんなにないですね」と本音を話した。

 山本は、15日(同16日)のオールスター戦(アトランタ)にMLB推薦で初選出。だが、中1日で迎えるオールスター登板は事実上不可能なため、出場予定メンバーからは外れていた。一方、アトランタには同行し、この後に移動する予定。夢舞台に向けては「初めてのこっちでのオールスターなので、もちろん試合が1番楽しみですけど、ホームランダービーもあるし、いろんな違うチームの選手と同じダグアウトで過ごせるのも楽しみです」と声を弾ませた。

 この日は前半戦最終戦に先発し、7回3安打7奪三振で無失点の好投を見せた。守護神スコットが救援失敗で山本は9勝目はならず。「前回は本当に良くなかったですけど、今日はしっかり7イニングを投げられて、チームも勝てたので本当によかった。調子のいい試合と悪い試合の差がすごく出た前半戦だと思う」と話した。

 前回登板の7日(同8日)の敵地・ブルワーズ戦では、1回持たず4安打2四球で5失点(自責3)と大乱調で7敗目。前日12日(同13日)には約40分間キャッチボールを行うなどして調整し入念に状態を確認し、雪辱に燃えるマウンドだった。

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