◆第45回日米大学野球選手権▽第5戦 日本6-5米国(13日・神宮)
日本が最終戦に競り勝ち、2004年の第33回大会以来、21年ぶり3度目の全勝優勝を成し遂げた。MVPには1番打者で今秋ドラフト候補の松下歩叶(あゆと)三塁手(法大4年)が選ばれた。
試合後の優勝インタビュー。松下は誇らしげな表情で心境を語った。
「6日間で5試合というハードスケジュールでしたが、総力戦で勝ててめちゃくちゃうれしい。始まる前から『5連勝しよう』と言ってきた。それができて本当に良かった」
主将の重責から解放され、最高の笑顔になった。
5試合で打率3割1分8厘、5打点。第4戦では本塁打も放った。その打棒は2026年全米ドラフト1位候補もうならせた。有望株のチョロウスキーは松下について「コンスタントに活躍していたグッドプレーヤーだった」と称賛。試合後はバットを交換し、今後の健闘をたたえ合った。
堀井哲也監督(63)=慶大監督=も「松下主将を中心に4年生が引っ張り、その結果が表れた5試合」とナインに最敬礼した。「次のステージでも注目される中、結果が出せるようにしたい」と松下。