◆第107回全国高校野球選手権北北海道大会 ▽1回戦 帯広大谷6―3帯広北(14日・旭川スタルヒン)

 2013年以来12年ぶりの夏の甲子園出場を目指す帯広大谷が、同じ十勝地区の帯広北を下し2年連続の8強入りを決めた。

 中盤まで1点を争う攻防が続いたが、6回に帯広大谷打線がつながった。

1死満塁と絶好機で打席に入ったのは7番・斎藤琉希中堅手(3年)。1死三塁で迎えた第2打席では初球を打ち上げて左飛に倒れており「初球は甘い球がこない限り打たないと決めていた。最後はストレートに張って合わせた」。フルカウントからの6球目。直球を左前へはじき返し、2点を勝ち越し。一挙4得点のビッグイニングにつなげた。

 投げては、約1年ぶりの公式戦登板となった背番号7の工藤聖真(3年)が5回2失点と試合を作ると、6回からはエース右腕の泉映甫(3年)が4イニングを1失点。継投でリードを守り切った。

 次戦は4年ぶりの4強入りをかけて、旭川明成―紋別の勝者と対戦する。網野元監督は「明日すぐゲームですけど、なんとかもう少し良いゲームをしたい」。斎藤は「(相手の)対策をしながら打っていきたい」と意気込んだ。

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