◆第107回全国高校野球選手権山梨大会▽2回戦 駿台甲府14―6北杜=7回コールド=(14日・山日YBS)

  駿台甲府は先発のエース・加々美衛大(もりひろ・3年)が初回に4連打を打たれ3点を先制された。しかし2回に2番・深沢慶太(2年)の逆転となる適時三塁打を含む5点を取ると、続く3回には9点を取って突き放し3回戦に進出した。

 2回の逆転打について深沢は「真っすぐ高めのインコース。(外野を)抜けてよかった」と振り返った。この日は2本の三塁打を含む3打数3安打3打点。さらに4回、6回には四球を選ぶなど全打席出塁。活躍の要因について「打つ球をしっかり決めて打席に入れたのが要因」と強調した。

 但田邦之監督は深沢について「うちで1番いいバッターなので」と認めた上で、「彼が打てばたくさん点数が入りますし」と活躍をたたえた。

 今年5月には、松井稼頭央氏が臨時コーチとして来校し、特別指導に当たった。深沢は「足の使い方など基礎の部分を教えてもらった。体重移動がうまくできて、球に力をこめたスイングができるようになった」と名球会打者の指導効果は絶大なようだ。

 3回戦に進んだ駿台甲府は、甲府工対日川の勝者と(18日・山日YBS)対戦する。

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