巨人のマレク・フルプ外野手(26)が14日、ベーブ・ルースゆかりの地でのプロ初安打に意欲を示した。15日のヤクルト戦の舞台は、ルースが1934年に日米野球で来日した際にプレーした静岡・草薙球場。

「その場所で打つことができれば光栄なこと。間違いなく自分にとってもチェコの人々にとっても大きな一打になるだろうと思います」と思い描いた。

 チェコ出身のフルプは大学から米国に渡り、米ノース・グリーンビル大を経て23年から米独立リーグのレイク・カントリー・ドックハウンズでプレー。MLB通算714本塁打のルースの名は「もちろん知っています。伝説の選手なので」と脳裏に刻まれている。

 12日に育成選手契約から支配下選手に昇格し、DeNA戦(横浜)で「7番・右翼」で即スタメン出場して4打数無安打。13日の同カードは代打で1打数無安打だった。チェコ出身初のNPB支配下登録選手が歴史的な一打を目指す。

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