ドジャース・大谷翔平投手(31)が14日(日本時間15日)、15日(同16日)にブレーブスの本拠地・ジョージア州アトランタで行われるオールスターのスタメンに「1番・指名打者」で名を連ねた。前日に恒例行事となっている各選手の個別取材に登場し、日米メディアに対応した。

 ドジャース2年目となる今季は、ここまで95試合で打率2割7分6厘、60打点、リーグトップの32本塁打をマーク。この日行われるホームランダービーは、「現行のルールだとなかなか厳しいので、今のところチャンスはないかな」と不参加を表明。体力面などの問題から21年に1度出場しただけでその後は参加していない。

 ホームランダービーについて「どういうルールだったら出たいか」と質問された大谷は「どうなんですかね、それは僕が決めることではないのであれですけど、球数もちろん制限がある。スイング数もそうですし、飛距離にフォーカスしても個人的には面白いかなと思いますけど。それは運営側の問題なので、僕は、その時その時によって出られる状況もそうですし、出ないという判断もその状況によって変わるかなと思いますね」と自身の考えを明かした。

 オールスターは21年から5年連続5度目の出場となる大谷。ナ・リーグ指名打者部門でリーグ最多の396万7668票を集めて選出され、5年連続のスタメン出場が決まった。初選出から3年間は毎年2打席に立ち、安打はエンゼルス時代の22年にカーショー(ドジャース)からマークした中前安打の1本。6打席で4打数1安打、2四球だった。だが、レンジャーズの本拠地・テキサス州アーリントンで行われた昨年は両軍無得点の3回無死一、二塁で迎えた第2打席に、レッドソックス右腕のホークから3ラン。日本人選手のオールスターでの本塁打は07年のイチロー(マリナーズ)以来17年ぶり2本目だったが、ランニングホームランだったため、柵越えアーチは初めてだった。

編集部おすすめ