ドジャース・大谷翔平投手(31)が14日(日本時間15日)、15日(同16日)にブレーブスの本拠地・トゥルイストパーク(米ジョージア州アトランタ)で行われるオールスター戦に「1番・DH」で先発出場することが発表された。この日は前日の恒例行事となっている各選手の個別取材に登場した。

 球宴前最後のカードは敵地でのジャイアンツ3連戦だった。11日(同12日)の試合では、オラクルパークの右翼場外の海へ飛び込む本塁打「スプラッシュヒット」で32号2ランを豪快に飾った。「スプラッシュヒット」として正式に認定されるのはジャイアンツの選手のみ。ビジターの選手は“参考記録”となるが、日本人選手では初の快挙を達成。なお、同ヒットの史上最多は歴代トップの通算762発を放ったB・ボンズ(ジャイアンツ)の35本となっている。

 12日(同13日)には来場した本人の目の前でプレーした大谷。この日、ボンズ氏について聞かれると「今でも(動画などを)見たりしますし、素晴らしい打者なので。もちろんバリー・ボンズ選手だけではないですけど、メジャーリーグで長く活躍してきた選手を目指して、小さい頃からやってきたので、そういう人たちの前でまたプレーできるのもこの場所に来て特別なことだと思っています」と話した。

 ドジャース2年目となる今季はここまで95試合で打率2割7分6厘、60打点、リーグトップの32本塁打をマーク。オールスターは21年から5年連続5度目の出場で、今年はナ・リーグ指名打者部門でリーグ最多の396万7668票を獲得し、5年連続の先発出場が決まった。昨年はレンジャーズの本拠地・テキサス州アーリントンでの一戦で、両軍無得点の3回無死一、二塁で迎えた第2打席にレッドソックス右腕のホークから3ラン。日本人選手のオールスターでの本塁打は07年のイチロー(マリナーズ)以来17年ぶり2本目だったが、イチローはランニングホームランだったため、サク越えアーチは初めての快挙だった。

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