ドジャース・大谷翔平投手(31)が14日(日本時間15日)、15日(同16日)にブレーブスの本拠地・トゥルイストパーク(米ジョージア州アトランタ)で行われるオールスター戦に「1番・DH」で先発出場することが発表された。この日は前日の恒例行事となっている各選手の個別取材に登場し、約16分30秒の取材対応。
大谷らしさあふれる一面だった。同じ青いナ・リーグのTシャツを着たスアレスに近寄っていくと、6月に右腕に死球を当てられた右脇腹付近に手を当て、渋い表情。背中を丸めて痛そうなそぶりを見せた。スアレスが笑顔で大谷の背中をさすると、大谷の表情も笑顔に変わり、2人は右手でガッチリ握手し、ハグを交わした。
“故意死球騒動”が起きたのは6月19日(同20日)のドジャース―パドレス戦だった。警告試合となっていた9回に大谷の右脇腹付近にスアレスが99・8マイル(約160・6キロ)直球を直撃させた。大谷がなだめたことで乱闘には発展しなかったが、ロバーツ監督は「(大谷への死球は)明らかに故意」と激怒。ソフトバンク、阪神でもプレー経験のあるスアレスには20日(同21日)に3試合の出場停止処分、罰金が科されたが、右腕が異議を申し立てたため、プレーを継続。25日(同26日)には同処分が3試合から2試合に軽減されたことが発表され、処分を受け入れたスアレスには同日から出場停止が適用されていた。