前半戦38本塁打を放ち、球宴初選出されたマリナーズのカル・ローリー捕手が、14日(日本時間15日)のホームランダービーに意欲をみせた。

 父トッドさんが打撃投手を務め、弟のトッドJrさんが捕手を務める。

「子供の頃から、ずっと父に投げてもらってきた。特別な夜になるだろう。とてもエキサイトしている。少し練習したし、あまり急ぎすぎず、しっかり間を持とう、そこからリズムを上げていこうと話し合っている」と語った。

 今季序盤から 左右の打席でトルピード(魚雷)バットを使い分けているスイッチヒッター。「バットメーカーが数本送ってくれて使い始め、しっくり来た。左打席では長めでバランスの取れたバットを使い、右打席では、若干、短めで先に重心があるバットを使っている。スイッチで打つのは、簡単なことじゃないが、バットを使い分けるだけでなく、アプローチも良くなって、結果に出ているのだと思う」と自己分析した。

 スタメンマスクをかぶるオールスターでは、ナ・リーグの大谷翔平投手を、先頭打者で迎える。「彼は好打者。バランスを崩さなければならない。球種を組み合わせて、球速とコースを変えながら、打者をだまさないといけない。

最終的には、投手の制球による。芯で捉えられないことが必要だ。明日、どうなるかみてみよう」と、”大谷斬り”にも意欲。

 来年3月のWBCの米国代表入りにも「国のために戦うのは名誉なこと。呼ばれたら、素晴らしい思い出をつくれることを楽しみにしている」と、参戦を楽しみにしていた。

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