【高校野球】クラークの最速１４８キロ右腕・辻田丞は準々決勝敗退　進路は「これから考えていきたい」
試合後、白樺学園のエース神谷春空（右）と言葉を交わすクラークの辻田丞 画像（1枚）

◆第１０７回全国高校野球選手権北北海道大会　▽準々決勝　白樺学園４―２クラーク（１５日・旭川スタルヒン）

　２年ぶりの夏の甲子園出場を目指したクラークは、昨夏優勝の白樺学園に２―４で敗れ、４年連続となる準決勝進出を逃した。

　スタンドからＮＰＢスカウトが見守る中、１回戦に続き先発マウンドに上がった最速１４８キロ右腕の辻田丞（３年）。

初回から１４７キロを２度計測しながらも、味方の失策が絡み、先制点を献上した。

　４回に先頭の４番・冨沢悠斗右翼手（３年）に甘く入ったカーブをライトスタンドに運ばれて追加点を許すと、１点差に追い上げた７回にも１死一、三塁から２点適時打を浴びて７回途中４失点で降板。９回１死一塁から再登板し無失点に抑えたものの、相手の倍となる１４安打を放った打線が２得点に終わり、及ばなかった。

　試合後、取材に応じた辻田は「去年（の決勝）は９回に再登板して自信がなくてフォアボールを出してしまったけれど、今日は途中から出てきて思った通りの気持ちのこもった球を投げられた。去年から成長できた」と涙を流すことなく淡々と振り返り、進路については「プロ志望届を出すか大学進学か、これから考えていきたい」と話した。

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