【高校野球】横浜の１５２キロ右腕・織田翔希が今夏初登板「『夏男』にふさわしい男に」１回２Ｋ完全発進
横浜・織田翔希投手は７回から今夏初登板し、１イニングを完全に封じた（カメラ・加藤　弘士） 画像（1枚）

◆第１０７回全国高校野球選手権神奈川大会　▽３回戦　横浜７ｘ－０川崎北＝７回コールド＝（１５日・平塚）

　今春センバツ王者の横浜が川崎北に７回コールドで勝利し、４回戦に進出した。７回からは最速１５２キロを誇る２年生右腕・織田翔希が今夏の公式戦初登板。

１イニングを完全に封じた。

　織田の夏が始まった。先発し、６回無失点と快投した前田一葵（３年）からバトンを引き継ぎ、２番手で救援。打者３人を１０球、２奪三振を奪う堂々のマウンドだった。

　「全力で抑えにいくのが夏だと思う。前田さんに（ゲームを）しっかり作っていただいて、他の野手の方々に援護していただいた。ここは自分がしっかり役割を果たさないといけないという思いで、マウンドに立ちました」。言葉の端々に、先輩やチームへの深い愛情がにじんだ。

　村田浩明監督（３８）はナインに「夏男になれ」とテーマを掲げている。負けたら終わりの緊張感が漂うギリギリの戦いの中で、闘志をむき出しに輝いてほしいと願う。「『夏男』にふさわしい男になりたいと思います」と織田。大好きな先輩たちと過ごす夏。

長い夏にすると、心に決めている。（加藤　弘士）

　◆織田　翔希（おだ・しょうき）２００８年６月３日、北九州市生まれ。１７歳。足立小１年で野球を始め、３年から投手。足立中では軟式野球部に所属。高校では１年春の県大会からベンチ入り。秋の関東大会準々決勝の東農大二戦で、公式戦初完投初完封。明治神宮大会でも明徳義塾に２安打完封の快投。今春センバツでの優勝に貢献。１８５センチ、７５キロ。右投右打。

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