DeNAがマリナーズ傘下3Aタコマを退団した元阪神の藤浪晋太郎投手と入団へ契約合意したことが15日、分かった。近日中に発表される見通し。
藤浪は23年に阪神からアスレチックス入り。同年途中にオリオールズに移籍して合計64試合の登板で7勝8敗、防御率7・18だった。昨季はメッツに移籍したが1年間マイナー生活が続いてメジャー昇格はなし。今季はマリナーズとマイナー契約を結んでメジャーキャンプにも昇格したが、ここまではマイナー生活が続いていた。今季はマイナーで21試合に登板して2勝1敗、防御率5・79。6月17日に自由契約となり、日米問わず移籍先を模索。その中で3年ぶりの日本球界復帰を選択した。
萩原龍大チーム統括本部長は12日に「仮定の話」と前置きしつつ「うちはそういった強み(球団施設DOCKやAIチームなど)を持っていると信じていますので、全力を尽くしてコマンドの改善みたいなものはできる。彼自身がしたいのかはまた別問題だが、我々にはそういう武器があると思っている」と言及。さらに先発、中継ぎのなどの起用法については「話し合いながらになると思いますけど、どっちがよりアジャストしやすいのか、もう少し話をしてみないと分からない。ケースバイケースだと思います」と語り、右腕にかける期待の高さを明かしていた。
チームは強みの打線がなかなか奮起せず、投手陣の負担が大きい状況だ。