◆パ・リーグ ソフトバンク10―2ロッテ(15日・みずほペイペイドーム)
ソフトバンク・山本恵大外野手のプロ初本塁打が決勝弾になった。3回2死一、二塁で逆転3ラン。
育成選手から4月に支配下登録された4年目の25歳。デビュー直後は9打数無安打で2軍に降格したが、3日の日本ハム戦(みずほペイペイ)で再昇格した。同戦で猛打賞を記録すると、再昇格後は打率3割7分5厘。前回は「打ちたい」という気持ちが強すぎたことで、狙っていない球まで振っていたが「2軍でも1軍を想定して、プレッシャーをかけたりして、自分をコントロールできるようになった」と成長を実感した。
オープンスタンスで、グリップの位置が低い独特の構え。小久保監督はヤクルト、巨人などで活躍した大砲と重ね「和製ペタジーニ」と期待しているが、プロ入り後に現在の打法に至った。明星大時代まで「高い位置で構えていた」と振り返る山本は「力が入りすぎていたので。力が入らないように自然体で構えようとしたら、ペタジーニになりました」と明かした。