◆米大リーグオールスター ナ・リーグ―ア・リーグ(15日、米ジョージア州アトランタ=トゥルイストパーク)
自身2度目の球宴選出となったエンゼルス・菊池雄星投手(34)が、試合前恒例のレッドカーペーットに妻の瑠美さん、息子の嶺雄(れお)君を伴い親子3人で登場した。エンゼルスカラーの赤いネクタイ、瑠美夫人は深紅のドレス、嶺雄君は赤いベストとコーディネートもバッチリだった。
「子どもは他の選手のお子さんたちと、キッズルームで楽しそうに遊んでいました。家族でいい時間を過ごせています」。前半戦の最終登板が12日(日本時間13日)だったため、今回の球宴では登板しない。
後半戦は19日(同20日)敵地・フィリーズ戦で先発予定。繰り上がって後半戦2戦目に入ったのは、大きな目標である年間34試合の先発を達成するためだ。
「2戦目に入ったら、33試合じゃなくて34試合投げられる可能性が出てくるので。球団と話し合って調整した」と菊池。2年連続で日本人投手ではトップの32試合に先発しているタフな左腕にとっても、今季はさらに難題なチャレンジに挑む。2020年以降の過去5年間、メジャー全体で34試合先発は23年のマイコラス(カージナルス)の35試合、ゲーレン(Dバックス)の34試合と2人だけだ。日本人投手最多となる2002年の野茂英雄(ドジャース)の34試合に並ぶためにも、後半戦の好スタートが期待される。
エースに引っ張られるように、前半戦は5人の先発投手がローテを一度も飛ばすことなく奮闘。チームは安定した内容で、プレーオフ進出を射程圏に捉えている。