◆米大リーグオールスター ナ・リーグ―ア・リーグ(15日、米ジョージア州アトランタ=トゥルイストパーク)
MLBのオールスターで来季から導入される可能性がある“ロボット審判”が発動した。
昨季サイ・ヤング賞に輝いたア・リーグ先発のスクバル(タイガース)に対して、ナ・リーグが1番・大谷翔平(ドジャース)の中前打からマルテ(Dバックス)の適時二塁打で2点を先制し、なおも1死二塁だった初回。
ロボット審判こと、「自動ボール・ストライク判定システム」(Automated Ball―Strike Challenge System)はマイナーなどではすでに導入されており、今季も開幕前にオープン戦の一部の試合で試験導入された。レギュラーシーズンでも、早ければ来季から導入される可能性が現地では報じられている。現状では1試合で2度のチャレンジ(成功すれば回数は減らず)が認められ、投手、捕手、打者などが頭をたたいて再判定を要求する形となっている。
ドジャース・大谷翔平投手(31)は3月11日(同12日)のオープン戦で、高めのストライク判定に対してチャレンジし、判定がボールに覆ったこともあった。2月には「やってみて打者目線からと投手目線から実感できると思うので、どういうふうに感じるのかっていうのも楽しみにはしてます」と二刀流ならではの視点で語っていた。