◆米大リーグオールスター ナ・リーグ―ア・リーグ(15日、米ジョージア州アトランタ=トゥルイストパーク)
“レジェンド枠”で選出されたドジャースのC・カーショー投手が15日(日本時間16日)、2回先頭から2番手で登板。前代未聞となるマイクをつけて実況しながら投球した。
3000奪三振を達成したばかりのレジェンド左腕は、「できるかわからんけど」と前半戦38本塁打のC・ローリー(マリナーズ)と対戦。「チーズを投げてみるわ」と速球を低めに投げ、左翼深くへ打ち返されたが、タッカーの好捕で1アウトを奪った。続くゲレロに対しては「じゃあまた速球(チーズ)いくよ」とストライク。「真ん中にいっちゃった。打たれなくてよかったわ。次はカーブ」と投げると手前でバウンドするボールになり「短かったか…」。3球目は「相手が何考えてるか思い出して…でもやっぱりスライダーでいくべきじゃないか。あ、キャッチャーはまたカーブを要求してきた」とカーブを投げて空振り。「カウントは2―2? 君たち(実況席)と話しているのは変な感じだよ」とトークしながら、5球目のスライダーで見逃し三振を奪った。
ここでお役御免となりマウンドを降りると、大きな拍手に笑顔でこたえ、ベンチでもハイタッチで迎えられていた。