◆米大リーグオールスター ナ・リーグ6―6ア・リーグ(15日、米ジョージア州アトランタ=トゥルイストパーク)

 今年のMLBオールスター戦はナ・リーグが2点リードの9回にア・リーグが6―6の同点に追いつき、ホームランダービーによる特別ルールで決着した。フィリーズのシュワバーが本塁打競争で3連発を放ち、ナ・リーグを4―3で勝利に導いた。

フィリーズの選手では1964年以来、61年ぶりにMVPに輝いたシューワバーは「面白かったです。ちょっと緊張しました。ホームランを狙うというよりは、ラインドライブを打とうとしていました。この賞にふさわしい選手は他にたくさんいるとさっきも話してたんですが、この賞をフィリーに持ち帰れるのがうれしいです」と感無量の様子だった。

 ナ・リーグのロバーツ監督(ドジャース)、ア・リーグのブーン監督(ヤンキース)が出場ロースターから3人ずつを選んで行われたホームランダービーは各選手が3スイングずつ行い、合計のホームラン数が多いリーグの勝利というルールで実施された。ナ・リーグ2人目のシュワバーが“3振3発”の活躍を見せ、同3人目のアロンソ(メッツ)まで出番が回ることなく勝利が決まった。“延長戦”の結果は以下の通り。試合では2打数無安打1四球だったシュワバーがMVPに輝いた。

 来年の球宴はフィリーズの本拠地シチズンズバンク・パークで行われる。シュワバーは「来年フィリーに来るときには、きっとワクワクする時間になると思います。どんなフィリーの選手が出るかを楽しみ。フィリーの人たちはビッグゲームが大好きですし、来年本当に楽しむことになると思います」と胸を躍らせた。

◇スイングオフの結果

〈ア1〉ルーカー(アスレチックス)2本

〈ナ1〉ストワーズ(マーリンズ)1本

〈ア2〉アロザレーナ(マリナーズ)1本

〈ナ2〉シュワバー(フィリーズ)3本

〈ア3〉アランダ(レイズ)0本

〈ナ3〉アロンソ(メッツ)出番なし

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