◆第107回全国高校野球選手権島根大会▽3回戦 大社3X―2浜田=延長10回タイブレーク=(16日・江津市民球場)

 島根大会は、昨夏の甲子園8強の大社が、春夏16度の甲子園出場を誇る浜田に延長10回サヨナラ勝ちで8強入りを決めた。

 7回に長畑廉叶投手(2年)の左前適時打などで2点を先制した。

しかし、直後の回に同点に追い付かれて延長戦に突入。10回表、浜田に無死満塁とされたが、後続を打ち取った。10回裏、相手の暴投で無死二、三塁とし、最後は主将の安井貫太二塁手(3年)が一塁線へスクイズ。サヨナラの走者が生還した。

 大社は、昨夏の甲子園で報徳学園(兵庫)や早実(西東京)を破り、史上最長ブランクとなる93年ぶりの8強入り。エース左腕の馬庭優太(東洋大)を中心としたチームの快進撃は、“大社旋風”と話題になった。現チームは昨秋こそ県大会初戦(2回戦)で敗退も、今春は準V。2年連続の甲子園出場に挑む今夏、大きな山を1つ乗り越えた。

 浜田は、エース右腕・山田玲(3年)が自己最速タイの150キロをマークするなど、9回4安打3失点(自責0)と粘投も、及ばなかった。

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