◆第107回全国高校野球選手権 和歌山大会 ▽2回戦 智弁和歌山10―0有田中央・貴志川・和歌山南陵連合チーム=5回コールド=(16日、紀三井寺球場)

 今春のセンバツ準優勝校で、2年連続28回目の選手権出場を目指す智弁和歌山が、有田中央・貴志川・和歌山南陵の連合チームに10―0で完封勝利した。

 エース右腕・渡辺颯人(3年)が初回を3者連続三振に仕留めて流れを作ると、打線が奮起。

初回2死から3番・井本陽太左翼手(1年)が左前打を放ち、ここから3者連続安打で2点を奪った。3回無死二、三塁では井本が中前適時打。なおも、二、三塁で4番・福元聖矢右翼手(3年)が2点打をマークするなど、一挙4得点を挙げた。

 6点リードの5回には2四球と失策で満塁のチャンスを迎え、7番・山田凜虎捕手(2年)が2点二塁打、無死二、三塁では5回守備から途中出場した奥雄大外野手(3年)が2点を追加する右越え二塁打を放ち、5回コールドで試合を終わらせた。

 渡辺は4回を1安打に抑える快投で、7奪三振、無死四球でマウンドを降りたが、「思ったところに投げきれなかった。次回は修正したい」と反省を口にした。

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