◆米大リーグオールスター ナ・リーグ6―6ア・リーグ(15日、米ジョージア州アトランタ=トゥルイストパーク)

 MLBオールスター戦はナ・リーグが2点リードの9回にア・リーグが6―6の同点に追いつき、ホームランダービー「スイングオフ」による特別ルールで決着した。ナ・リーグ2人目のフィリーズのシュワバーが全3スイングで本塁打を放ち、続くア・リーグ3人目のアランダが0本に終わったことで、4―3でナ・リーグの勝利が決定。

シュワバーがMVPに選ばれた。

 ナ・リーグを率いたロバーツ監督は、2022年に導入された延長戦での”スイングオフ”での史上初の球宴勝利を成し遂げ、「親善試合ではグレートだけど、公式戦では走者二塁でスタートする方がいい。でも、歴史的なこと。我々はよく戦った。新しいスタイルによく対応した」と喜んだ。

 メディアから「途中交代した大谷を呼び戻すことはできなかったのか」と問われると、「翔平はとうに帰っていたよ」と笑った。

 前日、スイングオフになった場合に備えて3人と予備人員1人を選んでいた。昨今はホームランダービーを辞退する選手も多い中、全選手からスイングオフ出場に同意を得た。3振りで3球を柵越えさせたシュワバーについて「打球速度が110マイルに達していたんじゃないか。広角に勝負強くホームランを放った。彼がどんなバッターかを物語るものだ」と称えた。

 アトランタではお気に入りのレストランでサツマイモを食べるのを楽しみにしているというロバーツ監督。

「アトランタに着いて、まず、サツマイモをお持ち帰りして、素晴らしい選手たちと野球について色々語り合った。たくさんの才能に出会い、野球へのリスペクトを感じることができた。ブレーブス球団、アトランタ市、何から何まで全てがファンタスティックだった」と、球宴の成功を祝福した。

編集部おすすめ