◆JERAセ・リーグ 広島―DeNA(16日・マツダスタジアム)
広島のエレフリス・モンテロが、打線にとっても自身にとっても長いトンネルを抜け出す一発を放った。1点リードの6回2死から左翼席へ2号ソロで貴重な追加点を奪った。
「前のポイントで自分のいいスイングができました。久々に1本出て、すごいうれしい!」
開幕直後の左脇腹肉離れから復帰して5戦目の5月17日の阪神戦(甲子園)で来日1号を放って以来、この日の2打席目まで171打席ノーアーチが続いていた。前日15日の3回には、6月21日の楽天戦(マツダ)以来61打席ぶりの長打となる左翼線二塁打で復調の兆しを見せ、待望の一発につなげた。
打線はリーグ戦再開後、前夜まで16試合連続の3得点以下と歴史的貧打は深刻だった。助っ人の一発で、交流戦最終戦・6月22日の楽天戦(マツダ)で5得点して以来の4点目を奪った。1954、59年の球団ワースト17試合に並ぶ屈辱は回避した。