DeNAは16日、マリナーズ傘下3Aタコマを退団した元阪神の藤浪晋太郎投手(31)を獲得したと発表した。複数の関係者によると契約期間は今季終了まで。

年俸は推定5000万円で、背番号は元大洋のエース・平松政次さんらが背負った「27」に決まった。3年ぶりの日本球界復帰となる。

 23年に阪神からアスレチックス入り。同年途中にオリオールズに移籍し、昨季はメッツ傘下のマイナーでプレー。今季はマリナーズ傘下3Aで21試合に登板して2勝1敗4ホールド、防御率5・79。6月17日に自由契約が発表されていた。

 チームは勝率5割前後の戦いが続いている。投手陣では先発の東、ジャクソン、ケイの3本柱は好調も、バウアーら4枚目以降が固まりきっていない。さらに抑えの入江が右上腕の神経障害で離脱、ウィックもこの日、上半身のコンディション不良で出場選手登録を抹消されるなど投手陣の立て直しは急務だ。先発も中継ぎもこなせ、最速160キロ超の直球を持つ藤浪は、逆襲のキーマンになり得る。

 近日中に行われる予定の入団会見に臨み、DeNAのユニホーム姿を披露することになる。藤浪の日本球界第2章がまもなく始まる。

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