米FOX局は16日(日本時間17日)、全30球団の歴代ベストナインを選出してウェブサイトで発表。日本人3選手が名を連ねた。

 ドジャースの大谷翔平投手は、エンゼルスとドジャースのDHで選出された。「エンゼルスに残っていたら、彼もトップ投手になれたかもしれない。デビュー当時はまだ23歳で、多くの元NPB選手のようなベテランではなかった。21年と23年のMVPを受賞。86試合に先発し、481イニングを投げて防御率3・01という驚異的な成績を残したという事実も忘れてはならない」と解説。エ軍投手部門は8年間エースに君臨した通算5714奪三振のN・ライアンだった。ド軍DHとしては「加入1年目で世界一に貢献した。投球はできなかったが、史上初の50―50を達成した。本塁打数とWARはいずれもドジャースのシーズン記録である。最近は投球も再開した。ドジャースの次の偉大な選手への道を歩み続けている」と評された。

 そしてマリナーズでイチロー外野手と佐々木主浩投手がメンバーに入った。

K・グリフィーJrとJ・ビューナーとともに外野の一角にイチローは名を連ねた。「01年にマリナーズでMVP、新人王、ゴールドグラブ、シルバースラッガー賞を受賞した。最初の11シーズンのうち7シーズンでMLB最多安打を記録し、04年には打率3割7分2厘で、メジャー記録のシーズン最多262安打を達成した」。佐々木はマ軍最高のリリーフ投手として選出。「防御率3・14、奪三振率9・8は目を見張るものではないかもしれない。しかし当時はメジャー史上最も攻撃力が高かった時代で、そんな中で奪三振が非常に多かった。新人王に輝き、4シーズンで2度のオールスター選出。通算セーブ数でもマ軍歴代2位だ」と功績を称えていた。

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