◆練習試合 巨人3軍7―1西武3軍(17日・ジャイアンツ球場)

 入団テストから支配下選手契約を結んだ巨人の乙坂智外野手(31)が17日の3軍・西武戦(G球場)で加入後初安打を放った。「1番・中堅」で先発出場。

3回先頭の第2打席、中前打を放ち「出ないよりは出て、ちょっとほっとしました」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 初回先頭の第1打席はフルカウントから四球。4回2死一、二塁でもフルカウントから四球を選び、この日の全3打席で出塁。「カーブ、スライダー、フォーク、インコース、アウトコース。結構ボールを見れたので、そこはすごくよかったかなと思います」と振り返った。18日に行われるくふうハヤテとの2軍練習試合にも出場予定で「今日の反応は確認できた。また明日どうなってるか、確認してみます」と次戦を見据えた。

 初安打を打った後にベンチに戻ると、チームメートとハイタッチ。入団から6日目だが「みなさん温かく迎え入れてくれている。今日はのびのびプレーできたかな」と既にチームに溶けこんでいる。初安打のボールも手渡され「ジャイアンツに来て初めてなので。みなさんの気遣いに感謝です」と声を弾ませた。

 先制のホームを踏んで、走塁面でも確認。「初日にしては強度高くできた。徐々に精度というか、感覚を研ぎ澄ましていきたい」と背番号54。海外で3年過ごした経験もあり、新たな環境への不安もない。競争に勝つため、状態を上げていく。(臼井 恭香)

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