◆第19回全日本中学野球選手権(ジャイアンツカップ)埼玉・群馬代表決定戦 富士見リトルシニア8―7桐生ボーイズ(7月13日・吉井中央公園野球場)※富士見リトルシニアは18年ぶり2度目の出場

 第19回全日本中学野球選手権大会・ジャイアンツカップ(G杯、8月11~17日・東京ドームほか)の地区予選が行われ、出場32チームが出そろった。群馬1位の桐生ボーイズは埼玉2位の富士見リトルシニアに惜敗。

7年ぶりの出場を逃した。

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 桐生が驚異的な粘りをみせた。2回2死満塁のピンチで2つのタイムリーエラーが出るなど4失点。3回まで6点リードを許した。

 それでも、大沢薫充監督(52)から「諦めるな」とゲキが飛ぶと白井栞汰主将(3年)が反撃の口火を切る。4回、右越えに三塁打し中継が乱れる間にホームを陥れた。5回には2死満塁でここまで無安打の松島颯大(3年)が右前へ2点打。「監督から『練習だと思って振れ』と言われてリラックスできた」と振り返った。

 6回は無死満塁から柳澤青空(3年)のタイムリー、渡邉大翔(3年)の適時二塁打などで3点。7回1死三塁から森奏風(3年)の犠飛で1点差に迫るが、反撃もここまでだった。

 桐生は6月の選手権支部予選準決勝で高崎に敗れ、G杯出場に懸けていた。白井主将「序盤は緊張で肩に力が入ってしまった」と反省しきり。

指揮官も「ミスは仕方がない。また練習するだけです」と悔しさを押し殺していた。

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