ヤンキースが、ロイヤルズで守護神を務めているC・エステベス投手(32)に興味を示していると17日(日本時間18日)、全米野球記者協会所属のF・ロメロ記者が自身のX(旧ツイッター)で伝えた。ヤ軍をはじめ、複数の球団が数か月にわたって右腕に注目しているという。
エステベスはロッキーズからエンゼルスに移籍した23年に63試合に登板し、自己最多の31セーブを記録。昨季途中にフィリーズに移籍し、今季からロイヤルズに加入。ここまで41試合で4勝2敗、防御率2・36、リーグトップタイの25セーブを挙げており、トレード市場で人気を集めている。
大のアニメ好きとしても有名で、エ軍時代からクラブハウスのロッカーに「ドラゴンボール」「ワンピース」のフィギュアを飾っている。試合を締めた際にはドラゴンボールの「かめはめ波」ポーズを披露する右腕は、エンゼルス時代に同僚だったドジャース・大谷翔平投手(31)とも仲良しで、今年のオールスターでもあいさつを交わす場面が見られた。
ヤンキースは今季、前半戦を53勝43敗の貯金10で終えた。ア・リーグ東地区で首位のブルージェイズを2ゲーム差で追う2位につけているが、6月末からの直接対決で4連敗を食らって首位陥落するなど勢いに陰りが見えていた。ブルワーズから獲得したD・ウィリアムズが防御率4・58と特に序盤は絶不調で、クローザーを固定できない戦いが続いていた。
昨年はワールドシリーズでドジャースに惨敗し、世界一奪還を目指す今季。打線はジャッジが3冠王を狙える勢いで打ちまくるなどしており、救援陣の整備がカギを握る可能性は高いだろう。7月末のトレード期限までにエステベスらの獲得はなるだろうか。