◎第37回大阪狭山大会(7月12、13日・大阪狭山市立野球場ほか) ◆中学生の部 ▽決勝 金岡ボーイズ7-6天理ボーイズ

 笑顔がはじけた。1点リードの7回2死二塁の危機。

4回途中から登板していた早瀬が、相手打者を投ゴロに打ち取り、試合終了。参加26チームの頂点に立った金岡ナインは、マウンドで歓喜の輪をつくった。

 勝ち越し点を奪ったのも、右腕のバットだった。6―6の5回無死一、三塁から、早瀬は「転がせば何とかなると思った」と二ゴロ。併殺の間に、土井が勝ち越しの生還を果たした。

 初回の攻撃も見事だった。1死一、三塁から、まずは4番・石原が「打つしかないと思った」と先制の適時二塁打。続く澁川も「ここで打たないと勝てない」と2点打を放つ。さらに2死満塁とし、9番・内田が「できるだけ点を取って追いつかれないようにしておかないと」と中前へ2点打するなど、いきなり打者10人攻撃で、5点を先取した。

 その後、相手の反撃にあったが、リードを死守。3年生にとっては、ボーイズリーグで最後の夏となるが「悔いの残らないようにと臨んだ大会で、みんなでやり切ることができた」と藤原主将。ただ、この優勝だけでは終わらせない。

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