巨人の泉口友汰内野手と佐々木俊輔外野手が18日、二岡智宏ヘッド兼打撃チーフコーチと休日返上でバント練習を行った。

 試合がない休養日だったこの日、午前9時過ぎにジャイアンツ球場に姿を見せた泉口と佐々木は、二岡ヘッドが投手役を務める中、約30分、バントを特訓。

転がす方向や状況を意識しながら集中して取り組んだ。二岡ヘッドは「自分が現役だったら、モヤモヤして1日を過ごすなら今日は練習した方がいいという気持ちもあった。休みの日にモヤモヤしていてもしょうがないと思うし、それだったら朝やってスッキリして、また休んで、明日からに備えてくれたほうがいいと思った」と説明した。

 泉口は前日17日のヤクルト戦の初回に好機で見逃しの3球三振に倒れ、3回無死一、二塁では3球ファウルにしてスリーバント失敗。直後の守備から途中交代していた。佐々木も同戦の7回無死一塁で初球からバントの構えで見逃し、ファウルで送れず、ヒッティングに切り替えるも遊ゴロ併殺に倒れていた。練習に付き添った二岡ヘッドは「(練習の)強制は何もしてない。ただ、2人(泉口、佐々木)に関してはちょっと僕も心配だった。(練習が)終わった後もいい顔をしてましたし、良かったかな」とうなずいた。

 泉口らはバント練習に加えてマシン打撃などでバットを振り込んだ。若手の成長がチームの浮上には欠かせない。二岡ヘッドは失敗を糧にすることを願う。

「実績のない若い選手がスタメンで3人も4人も出るチーム状況なので、彼らに関してはやっぱりミスも出るし、打てないことも多々あると思う。そこは亀井(打撃)コーチとも一緒に話して、選手と寄り添ってもやるしかない。打つだけじゃなく、走塁に関してもやらなきゃいけないことはたくさんあるので、選手に付き合ってやってあげなきゃいけない」と力を込めた。

編集部おすすめ