1949年の第31回大会から、夏の甲子園の開会式で入場行進の先導など式典誘導係を担う市西宮(兵庫)で18日、選考結果が発表された。2年生133人が応募し、プラカード係50人、国旗、大会旗担当11人、抽選会担当4人、補欠2人が選出された。
23年から可能となった男子は3人が応募したが、選出外。初の“プラカードボーイ”誕生は来夏以降に持ち越しとなった。
合格者には綿引奏(かな)さん、真(さな)さんの双子姉妹の姿があった。母・彩子(さいこ)さんも同校OGでプラカードを持った経験があるという。「小学生の時から『プラカード持ったことがあったんだよ』と聞いていた。それが市西宮に進学を決めた理由の一つでした」と奏さん。真さんは「姿勢が大事と聞いていたので私生活から心がけていた」と笑顔。「きれいな行進を心がけたいです」と声をそろえた。
〇…前田菜緒さんは同校OGの母・昭子さん、姉・彩さんに続いて家族で3人目のプラカード係に選出された。姉・彩さんは4年前の第103回大会で浅野翔吾(現巨人)を擁した高松商を先導したという。「姉が格好良くてずっと憧れていた。選手を目立たせられるように、堂々と姿勢良く、美しく歩きたいです」と意気込んだ。