阪神・村上頌樹投手(27)がライバル対決に闘志を燃やした。19日の巨人戦(東京D)に先発する右腕は、同学年で仲のいい巨人・山崎と通算2度目の投げ合い。

普段から勝利数などを競う同じ兵庫県出身の盟友。「いいピッチャーですけど、勝てるように」と目の色を変えた。

 昨年4月16日の初対決は、ともに7回1失点でチームも引き分け。勝敗はつかなかったが、山崎に適時打を浴びた悔しさを今も胸に刻む。「覚えてます。あいつにタイムリー打たれたので、しっかり抑えたい」。現在、ともにリーグ2位の8勝。オールスター前最終登板で、白黒つける。

 チームは2位・巨人に9ゲーム差をつけ、首位を独走中。最短で27日にもマジックが点灯する。今カードで3連勝して球宴前に巨人戦14勝に到達となれば、球団史上初。2勝または1勝2分けでも、2リーグ分立後初の球宴前の巨人戦勝ち越しが決まる。

藤川監督は「開幕戦の時と同じ気持ちで」と強調。宿敵を圧倒し、余裕のVロードを突き進む。(直川 響)

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