NPBは18日、7月20日のフレッシュオールスターゲーム(香川・丸亀)に選出されていた巨人のドラフト1位・石塚裕惺内野手が「左TFCC損傷」のため辞退し、育成の宇都宮葵星(きさら)内野手を補充すると発表した。「TFCC」とは手首の小指側にある、三角線維軟骨複合体と言われる組織で、手首の支持性と可動性の両立に重要な役割を果たしている部位。

 この日の2軍戦後、桑田2軍監督は13日の2軍戦で受けた2死球の影響ではなく、3月に負傷した左手有鉤(ゆうこう)骨骨折の後遺症に近いと認めた上で「蓄積疲労だと思う」と説明。「僕はプラスに捉えているんですよね。出たいでしょうけど、それよりもやるべきことがあるのでね。走塁、守備、スローイングだったりね。配球の読み方とかもしっかりと勉強できる期間が取れるということで、プラスになるんじゃないかと思って見ています」と語った。

 また全治については「僕は専門家じゃないので」としたが、石塚はこの日、ジャイアンツ球場で行われた3軍練習に参加。キャッチボールを行うなどしていたため、大事には至っていないとみられる。

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