巨人はオールスター戦前の前半戦を阪神3連戦で終える。現在、41勝42敗3分けで、前半戦の勝ち越しがかかる。

 阪神戦は4勝11敗とこちらも、あと2敗で負け越し。負け越しターンと阪神戦の負け越し阻止のためにもこの3連戦は2勝以上はしたいところだ。巨人が阪神戦負け越しとなれば、23年に6勝18敗1分けで、阪神戦のワースト敗戦を喫して以来になるが、阪神戦の負け越しが前半戦で決まると、このカードで初になる。19日のゲームで阪神に敗れると、12敗となり、このカードの16試合目までの最多敗戦だけに初戦は落とせない。

 巨人は3連戦で2敗すると、前半戦の負け越しに加え、首位とのゲーム差が10ゲーム差以上で前半戦を折り返すことが確定する。負け越しターンなら、23年以来、10ゲーム差以上なら、ヤクルトに13・5差付けられた22年以来だが、阪神戦の負け越し阻止ができれば、前半戦負け越し回避にもなるだけに3連戦は勝ち越しが最低ノルマとなる。(福山 智紀)

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