第107回全国高校野球選手権南北海道大会の準決勝が19日、エスコンフィールド北海道で開催される。準決勝進出の4校は18日、同球場で公式練習を行った。
失った信頼を取り戻す。札幌日大・島田は、仲間たちの言葉を力に変えてきた。11日の南北海道大会1回戦、北海道栄戦(円山)では7回途中から登板。3回を3安打無失点も内容が悪く、厳しく詰められていた。
強い言葉が胸に刺さった。試合後のミーティング。帯川拳誓主将(3年)から「お前の力が必要なのに、そんなピッチングされてたら、お前のせいで甲子園に行けないかもしれない」と指摘された。島田は「不安というか、マイナスな気持ちの方が大きかった」。調整がうまくいかないまま上がったマウンド。反省し、修正して準備してきた。
昨夏の甲子園でも、優勝した京都国際を相手に5回2/3を6安打無失点の好リリーフ。
〇…札幌大谷は2男5女、7人きょうだいの大土璃久中堅手(3年)が長男の威厳を見せる。神奈川県出身。母の母校でもあり18年明治神宮大会優勝校に進学するため、小学校卒業後に親元を離れて札幌大谷シニアに入部し、その後に同校へ。準決勝、決勝は両親と昨年生まれたばかりの五女が応援に駆けつける予定で「甲子園に行って親孝行したいし、きょうだいにもいい報告をしたい」。持ち味である50メートル5秒9の俊足で攻守に躍動してみせる。