2023年夏の北北海道大会で準優勝した旭川明成の千葉広規監督(48)が、今夏限りで退任したことが18日、わかった。今後は部長として野球部を支える。
旭川明成は1947年創立の私立校。野球部は98年に創部した。旭川大高(現・旭川志峯)のコーチ、部長として3度の甲子園出場を果たしている千葉氏は、2020年12月に旭川明成の監督に就任。23年夏には息子である巨人・千葉隆広投手(20)=23年育成ドラフト6位入団=を擁して史上初の北北海道大会決勝進出。クラークに0―1で惜敗したが、甲子園にあと一歩のところまで迫った。
監督交代の理由は、千葉氏が同校の教頭に昇任したため。準々決勝で敗れた北北海道大会開幕前から退任が既定路線だった。新チームは9月18日開幕予定の秋季全道大会旭川地区予選に向け、すでに新体制でスタート。千葉氏は「立場は変わるけど、明成高校に来てもらった生徒なので卒業までしっかり指導をしていきたい」と説明した。