マリナーズなどで活躍し、アジア出身選手として初めて米国の野球殿堂入りを果たしたイチロー氏(51)が18日(日本時間19日)、オンライン会見を行った。

 野球のキャリアの最初を作った両親の存在について質問されたイチロー氏は「小学生の4年間、毎日練習に付き合ってくれた父親がいるんですけど、その4年間なくしては僕の基礎は作られなかったと思う。

自営業であったことが僕にとってはラッキーでしたけど、これはやっぱりサラリーマンではできなかったと思うので。いろんな運が重なったんだなと、あらためて思いますし、そこに毎日労力を費やしてくれたことは大変感謝してます」と父・鈴木宣之氏に感謝した。

 イチロー氏は1月21日、投票資格のあるBBWAA(全米野球記者協会)394人の記者のうち393票を獲得。史上2人目の満票には1票及ばなかったものの選出資格初年度で選出された。7月27日に殿堂入り式典が行われる予定。

 イチロー氏は2001年にメジャーデビューすると、同年に首位打者、新人王、MVPを同時受賞。04年にはシーズン262安打のMLB最多記録を樹立し、通算でもMLBで3089安打、日米合計4367安打を記録した。10年連続200安打、ゴールドグラブ賞10回に輝いた。

 25年1月には日本野球殿堂でも競技者表彰として選出されている。

編集部おすすめ