テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・午前8時)が21日に放送され、20日に行われた参院選について特集した。

 今回の選挙で躍進した参政党について、コメンテーターを務める元テレビ朝日社員の玉川徹氏は「ついに日本でも、典型的なポピュリズム政党が支持を集めるようになってきたんだということを見せつけられた」と感想を語り、「ポピュリズムって何かっていうと、やっぱりその大衆の中にいろんな現状に対する不満があるんですね。

その不満の向け先を言語化して、こういうところが向け先なんですよっていうのをうまく提示してやるっていうのが、ポピュリズム政党の共通項」と私見。

 「たとえば、エリートっていうのものが日本を支配してるけど、これで日本が悪くなったんだよみたいな。たとえば財務省に対して悪いっていうふうな言い方ね。それから科学。今、科学でこの世界は動いてるんだけど、科学だって信用できない。これがオーガニックに行ったり、反ワクチンに行ったりする。あと外国人が目立つ。日本人が今ひとつ豊かになれないのは、外国人のせいですよと向けてやる」とし、「そうやって不満の向け先を作って、それを提示するっていうのがポピュリズム政党の要件なんですよ。そういうふうな意味でいうと、まさにいろいろな要件を参政党が提示して、それを支持した人がこれぐらいいたということ」と語った。

 さらに「ポピュリズム政党は、場合によっては何でもいいわけですよ。ほかに向け先が用意できたら、向け先をもっとメニューとして用意していくわけですから。用意したメニューがはまるようなメニューであれば、さらに参政党が大きくなっていく可能性がある」と持論を続けた上で、「大事なのは、それは真実ですかっていうことなんですよ。

既存メディア、我々は、それは真実ではありませんということがあれば、提示しなきゃいけないし、ネットの世界にも出していかなきゃいけないということだと思います」と主張していた。

編集部おすすめ