◆大相撲 ▽名古屋場所11日目(23日、IGアリーナ)

 横綱・大の里(二所ノ関)が3敗を守り連敗を免れた。関脇・霧島(音羽山)にもろ差しを許し、土俵際まで寄られたが右上手を離さずに耐えた。

逆に動きながらタイミングよく上手ひねりで逆転した。考える余裕について問われると「ありました」とうなずいた。土俵際は狙っていたという。

 立ち合いから得意な形になれなかった。「後半なので疲れがあって不利な形になってしまった」と明かした。1敗が消え、一山本ら2敗の平幕4人を1差で追う。優勝争いについては「昨日負けたのでないと思っている。残り4日やるべきことをやる」と淡々。八角理事長(元横綱・北勝海)は「前にもこんな相撲をみたことある。必死だよ」と総括した。

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