井上尚弥に強力援軍　２３年にアフマダリエフに勝利した元王者タパレスが来日
井上尚弥（左）とスパーリングパートナーのマーロン・タパレス（大橋ジム提供） 画像（1枚）

◆プロボクシング　▽ＷＢＡ、ＷＢＣ、ＩＢＦ、ＷＢＯ世界スーパーバンタム級（５５・３キロ以下）タイトルマッチ１２回戦　井上尚弥―ムロジョン・アフマダリエフ（９月１４日、ＩＧアリーナ）

　世界スーパーバンタム級４団体統一王者・井上尚弥（３２）＝大橋＝のスパーリングパートナーを務める元ＷＢＡ・ＩＢＦ同級王者マーロン・タパレス（３３）＝フィリピン＝が２１日、来日した。９月１４日のＷＢＡ世界同級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ（３０）＝ウズベキスタン＝との対戦へ向け、大橋ジムの大橋秀行会長（６０）が「これから一か月間、スパーリングを行います」と報告した。

　タパレスは２３年４月、当時のＷＢＡ・ＩＢＦ同級王者アフマダリエフに挑戦し、２―１の判定で下して王座を獲得。同年１２月、４団体王座統一戦で井上に１０回ＫＯで敗れている。

　井上にとって、タパレスはアフマダリエフを攻略した経験を持つ心強い「戦友」。１か月間のスパーリングで、「キャリア最大の強敵」と警戒する難敵へ、万全の対策を講じる。

　井上はまた、プロ入り後初めて名門・帝拳ジムに出稽古に行くことも明かしていている。ＷＢＯアジアパシフィック同級王者・村田昴、東洋太平洋フェザー級王者・中野幹士、日本バンタム級王者・増田陸、ＷＢＯアジアパシフィック・フェザー級王者・藤田健児の豪華サウスポー陣と拳を交え、アフマダリエフ戦に備える。

　戦績は井上が３０戦全勝（２７ＫＯ）、アフマダリエフが１５戦１４勝（１１ＫＯ）１敗。

　興行はＬｅｍｉｎｏで独占無料生配信される。

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