◆ヴィッセル神戸30周年記念チャリティーマッチ「FRIENDLY MATCH」神戸1―3バルセロナ(27日、ノエビアスタジアム神戸)
J1神戸のクラブ創設30周年を記念して行われた慈善試合、神戸―バルセロナ戦は1―3でバルセロナが勝利した。
前半33分、バルセロナが先制した。
神戸は43分、佐々木が前線でボールを奪い、抜け出してシュートを放つと、GKがはじいたボールを広瀬がつなぎ、パスを受けた宮代が右足でゴール左に流し込み、同点とした。
両チーム、大幅にメンバーを入れ替えた後半は、19分にバルセロナが新加入FWラッシュフォードが右足を合わせてシュート。これは後半から出場のGK新井の正面をついた。バルセロナは後半32分、ポーランド代表FWレバンドフスキのパスからFWバルドグジが左足シュートを決めて勝ち越した。
後半42分には右クロスからのこぼれ球を、MFペドロフェルナンデスが右足で決めてリードを2点に広げた。フリック監督も満足そうに拍手を送った。
23日(日本時間24日)には、バルセロナから参加中止の声明が出され、一時は開催も危ぶまれた。スペイン各紙は日本側のプロモーターからの費用の未払いを報じた。しかし、この問題を親会社である楽天グループの三木谷浩史会長をはじめ、神戸側が迅速な対応をとり解決。事態が二転三転したものの、何とか試合開催にこぎつけた。
今回で3度目を迎える神戸―バルセロナは、過去2試合ではいずれも0―2で神戸が敗れていた。