◆全国高校総体◇男子サッカー2回戦 浜松開誠館7-0立命館守山(27日、福島・広野町サッカー場)
浜松開誠館が全国大会初勝利を挙げた。初戦となる2回戦で、立命館守山(滋賀)と対戦し、7―0で快勝した。
浜松開誠館が分刻みのゴールラッシュで、全国初勝利だ。全国選手権では過去2度とも初戦敗退。初出場の今大会が、三度目の正直となった。だが、チームの誰も初勝利に胸を張ることはない。「むしろ恥ずかしいことなんで。これまで勝てず反省しています」。青嶋文明監督(57)は苦笑いした。
いきなり圧倒的な実力差を見せつけた。
古橋は「(1点目は)仲間を信じて飛び込めた。自信になりました」と試合後は笑顔。岡田は今大会の目標を「最低5得点」と決めているが、「1試合2得点は今までになかった」と自らの活躍に驚きを隠せない。
後半はDF鈴木翔湧(2年)、FW高橋成(3年)の追加点に続き、川合が締めくくりの1発。1対1になったGKをかわしての技ありシュートに指揮官は「フィニッシュが課題だったので。いいきっかけになる」と評価した。
県大会では準決勝の静岡学園戦を0―0の末のPK戦で勝利し、決勝・藤枝東戦は1―0の辛勝だった。川合は「課題だった得点(力)は修正できた。もっと高いレベルでもできるように試されるところだと思う」。山梨学院戦に向けては「やってきたことに自信を持ち、ぶれずに勇気を持って戦っていたい」と意気込んだ。