◆第49回日本クラブユースサッカー選手権(U―18)▽決勝 鹿島ユース3―0仙台ユース(31日・ニッパツ)
ともに初優勝を目指す鹿島と仙台のカードとなった決勝は、鹿島が3―0で勝利し、初制覇を成し遂げた。
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大会得点王には、6試合出場で6ゴールをマークした鹿島のFW吉田湊海が輝いた。
すでにトップチームデビューも果たしている吉田は「小さい頃から日本一になりたかった。アントラーズとして、この大会を取ったことがないとも聞いていた。優勝できてよかった」と振り返った。
しかし、後悔も残った。準決勝に続き、決勝でもゴールを決めることはできず。6戦6発で得点王は獲得できたものの「自分の中で悔しい感情もあります。こういう舞台で点が取れるような選手になっていきたい」とさらなる成長を誓った。
この日はトップチームの鬼木達監督も現地で視察し、ユース選手のプレーに目を光らせた。この先の目標にはリーグ戦の優勝も挙げつつ「トップチームにもどんどん絡んでいけたら」とキッパリ。鹿島の象徴ナンバー「40番」を任される17歳の目は、優勝直後でもギラついていた。